三番町のおじさんの、話

俺が、まだ、7歳くらいの時かなぁ〜

三番町のおじさんて、人が居てね

その人が訪ねてくると

必ず、この

うなぎパイを、腹空かしてる
おいら達の為に、一箱

買ってきてくれてね

うちは、6人兄弟だったからよぉ〜

頂いた、うなぎパイが

一瞬で、なくなるんだよね

号泣〜〜

その時、思ったよ

オトナになったら

自分の稼いだお金で

この、まいうーすぎる

うなぎパイを

飽きるほど

食ってみたいとね。

それが、無事実現したよ

うなぎパイ、静岡でバカ買いしたよ

両手に持てないくらい

スタッフさんへの
お土産用でね

オフコース

自分の分も、てんこ盛り買ったよ

子供の時に想像したこと、実現できたよ

うなぎパイ
腹一杯食ってみたよ

何枚食べても、飽きるどころか

やめられない、とまらない

カッパえびせん状態になっちまったよ

子供の頃の夢が

元気に生きてるうちに

一つ

実現できて、ほんに良かったよ、と

メイビー

まさかの

牢屋とか、入ったらさぁ

うなぎパイなんか

オフコース、食えないもんな

人間

いつ、牢屋に入るか、なんて

誰にもわからないからよぉー

エブリディ
気をつけよう❗️

うん

うなぎパイを、自由に🐸

買える人生が

どれほど素晴らしいことなんだと、言うことを

三番町のおじさんが、いつも、もってきてくれた

うなぎパイから、学んだよ

三番町のおじさんは

めったに来ない

年に、数回⁉️

三番町のおじさんは、忘れた頃にやってくる

その、おじさんぐらい

だったなぁ〜〜

俺たち、6人兄弟の為に

わざわざ

手土産持って

寒いなか、来てくれたのは、さぁー

だから、三番町のおじさんが、来ると

テンションマックスに、なるんだよ〜〜

今でも、覚えてるぞなもしぃー

8時だよ❗️全員集合見ながら

食ったような

おー、おー

なちゅかしぃのぉー

今、振り返ってみるとさぁ

例えるなら

サンタクロースみたいな、存在だったね

だからこそ

あの時、食べれた

ほんの

わずかな

たった一枚のうなぎパイの味が忘れられずに、

気がついたら

7歳の小学生が

51歳になっちまったよ、と

月日の流れは早すぎる

まさかの、昨日の

お買い物でね

ちょいと、スーパーで

見かけたからよ

迷わず

ふんぱつして買っちまったよ、と

おっ?

こんな所に、うなぎパイが、あるなんて

と、思ってね

お久しぶりーふに、味わってみるか、と

バイザウェイ

スーパーで、うなぎパイ売ってるって

ちーと

珍しくないか⁉️

俺は、初めて見たよ

エニウェイ

こんなに、うまい

夜の、オヤツは

ありそうで

なかなか、ないぜよ

人間生活51年目だけんど

これよりうまい

こげな絶妙なバランスの

夜お菓子に

未だかつて

出会ったことないぜよ

誰か⁉️

これより

絶対うまいと、断言できる

夜お菓子

もしも

知ってたらよぉ〜〜

静岡出身の、ばぁさんに

教えてくれよ❣️

ケータイのメールでも、いいからさ❣️

待ってるぜ❣️

ベイビー❣️

三番町のおじさんに、あの時のお礼を

一言お伝えしたくても

それは、叶わぬ夢だろうよ

だから、人間は、

あ、そうだ!

あの人に

一言

あの時のお礼を

伝えたい!

と、思った時が、吉日だね

できるだけ

早い方がいいよ

みんな

いつまでも、生きてないからさ

経験者は語る